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俳協ボイスの思い出

社会人になってから、声の仕事をしたいという思いがやはり諦めきれなくなってしまいました。 仕事をしながらも考えるのはその事ばかり。 これはもう、勇気を振り絞って業界に飛び込むしか無いと思い、その飛び込む先を探し始めました。

俳協ボイスは、業界でかなりの大手である東京俳優生活協同組合がやっているという事と、自分が好きでこんな風に慣れたらいいなと思う声優さん、ナレータさんが数多く輩出されているという事で、そこに通う事にしました。 一般的な養成所は一年単位で授業が運営されている事がほとんどの様ですが、俳協ボイスは半年区切りでした。

とは言ったものの、これは半年単位でふたコマ、一年間学べるということではなく、半年後の段階で試験があり、そこで一定のレベルに達していないと落第、というシステムでした。 半年間である程度の結果を出さなければならないという事で、最初の段階からかなり必死に取り組む事ができたのはとても良かったです。 授業の日程を、自分で提出した希望日から決められるというシステムもとてもありがたいと感じました。

自分も含めて、他県から声の勉強をするために来ている生徒が多かったので、皆アルバイトなどで生計を立てながらの修行期間になりますので、スケジュールが組みやすくとても良かったです。 資金が潤沢にあったり、親の支援が十分にうけられたり、といった環境に必ずしもなるとは限らないジャンルの学校なので。 不安定な職業ですから、中には親の反対を押し切って、という人もいたり、自分の様にすでに社会人になってしまっている人もいたので、そうなるとまず始めは仕事との両立というポイントは欠かせないですよね。 そこを考えてくれているシステムは素晴らしいと思いました。

ここの考え方として、授業は発表の場である、というものがあります。

最初こそ仕方がありませんが、ゼロの状態で授業に来て習う、という感じでは無く、自分で空き時間にどんどん先回りして様々なことを吸収し、それを実際に試してフィードバックするという場として、授業が設定されています。 このスタンスは、プロとして、また一人の大人として何かに取り組むという事において、とても大切な事だと思います。 何かを与えられる事を待って、それをただ受け取って、というやり方は、いわゆる学生の間は良いのかもしれませんが、特に競争の激しい自分の看板で仕事をしていくという世界では絶対に通用しません。

生徒になったごく最初の段階から、この考え方を叩き込んで頂けた事は、本当に良い体験だったと思っています。 試験の時のあの緊張感も、オーディションというものの空気感に慣れて行くのに役立ちました。 特に後半の半年に進む為の二次審査では、全てのマネージャーが見ている前でパフォーマンスをし、審査されました。 無理のないスタンスでレベルの高い授業が受けられ、自分の時間もみっちりと修行に使う事ができる、素晴らしい環境だったなと、今振り返っても思います。

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