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日ナレ本科になったら適正を見極め退所も検討すべき

近年子供から青年までの人気の職業としてあるのが声優であり、声優は舞台にも出演しますが基本はアフレコとして声の録音現場に赴きそこでアニメや洋画の吹き替えや番組のナレーションを担当するお仕事です。声優になるためにはいくつかルートがあるのですが、その中で手っ取り早いのが専門学校である声優学校に通うことといえます。その声優になるための声優学校として、アニメ黎明期から声優を輩出することで一線で活躍していたのが日ナレです。

日ナレは声優だけでなく絵コンテの作成や作詞作曲などアニメに関係する事柄を初心者から学べるように仕組みを整えた専門学校であり、毎年優秀なアニメーターを輩出しています。その日ナレの中でもやはり声優部門は人気であり、願書を出し試験を受けて合格したら4年間の実習となる本科に入校します。

本科に入校すればプロの声優まで一直線ですが、ただ注意しなければならないのは学校の本科に入ったからといってプロの声優になれるのはほんの一握りということです。声優は演技者の姿を現さない声だけで演じる特殊な職業であり、演技者が顔で表現するのと違い純粋に声だけでキャラクターの感情を表現する必要があります。

日ナレの本科で基本的な発声の技術は学べても、アニメや洋画の種類問わずに状況に合わせた演技を変えるのはアニメやゲームそして洋画を見るだけでなく新聞や小説などを介して洞察力や表現力を入学する前から磨いている必要があるのです。声の技術を学んで抑揚をつけられたとしても、瞬時の感情の情景が変わるアフレコにおいて洞察力や表現力の適性がない場合その場面にあった適切な演技の正解がわからなくなり停滞してしまう結果になります。

もちろん本科に入ったばかりの段階では、まだ自信に満ち溢れているため後々にアフレコに必要な能力を身につければよいと思うのは間違いではないです。しかし洞察力や表現力は抽象的なもので持って生まれた感覚が重視される能力であるため、日頃新聞や小説といった文章だけで内容を理解することを避けてきた人間には酷な作業です。

仮に同時期に入学した人間が習得していた場合で自身がそれを持ち合わせていない状態だと、演技力に雲泥の差が生まれよほどの努力をしないと追いつけなくなります。

声優になるための近道として日ナレに入学するのはよいことです、ただ入学してもプロの声優になるのは一握りであることを自覚し抽象的なものを感じ取れる感覚が2年で身についていないと理解した時には退所することも念頭に置く必要があるのです。

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