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東映アカデミー出身者の通学時のエピソード

(注意)東映アカデミーで声優を目指していた時の思い出は、知人のものです。

東映アカデミーは主に夜に通っていて、昼間は工事現場の作業員や、警備員などのアルバイトをしていました。警備員はそれほど疲れなかったのですが、工事現場のバイトをしていた際は、発声練習の際に眠気を感じたことがあります。眠気があると意識がはっきいしないことから、声も弱々しい場合がほとんどです。そのため、疲労で疲れていると判断されたため、顔を洗ってきて下さいと先生に言われました。

最もな意見だったので、すぐに洗面所へ行って顔を洗うと意識がはっきりしてきました。発声練習終了後、先生に壁の隅に呼ばれて、何で眠そうにしていたのかを聞かれました。バイトで疲れていたことを話すと、先生は声優の世界の厳しさを知っているのか、それ以上何も言わずに私を帰してくれました。階段を下りようとした時に、頑張ってくださいねと先生が声をかけてくれたような気がします。今思うと先生なりの励ましの言葉だったのかもしれません。

声優デビューを果たした人達が何人かやってきて、講師として指導してくれたことがありました。有名アニメの作品で活躍している人達なので、偉大な先輩達だなと思いながらレッスンを受けました。

レッスンの内容は、緊張感に包まれた展開を想定させる場面、悲しい気持ちで自身の気持ちを述べるシーンなど色々でした。私が苦戦したのは悲しいシーンの所で、気持ちがこもっていないと何度も言われました。手本として何度か演技を見せて頂きましたが、迫真の演技としか言いようがないので、真似するのは難しかったです。

ただ、何度か練習をさせてもらっていると、徐々にですが演技の技術が良くなってきました。講師達も同じことを考えたらしく、私の指導をさらに厳しくしました。指導内容は厳しかったですが、実践的な経験を積むことができました。

東映アカデミーに通っている人達と飲み会に行ったことがあります。場所は駅の近くの飲み屋で、普通な居酒屋風な店でした。年長の人が音頭をとり乾杯をした後、それぞれ好きなように楽しみ始めました。お酒を次々に飲む人、料理を食べるのに専念する人などみんなそれぞれ楽しくやっていました。私のほうはお酒を少しずつ飲みながら、隣にいた人と古いアニメや特撮物の作品の話をしました。私は特撮物が趣味なのですが、隣の人は格闘漫画が大好きと言っていました。その人は酒に酔ってきたのか飲み屋の中で急に大声で、自身の好きな作品の人物の真似をしたため、すごくびっくりしました。飲み過ぎと判断したので、店員にお願いして濃い緑茶を出してもらい飲ませてあげました。そのお茶の効き目があったらしく徐々に静まってくれました。

他の参加者達は大笑いでしたが、私のほうはあまり笑えなかったです。飲み会は午後8時を少し回った時間帯で終了となりました。2人ほど酔いつぶれて動けなくなったため、私はタクシーを呼んで1人を家まで送ってあげました。私が送ってあげた人は義理堅い人だったらしく、この時私が払ったタクシー代金を後で支払ってくれました。

オーディションに初めて参加した時のことは、思い出として今でも記憶に残っています。初めてだったせいか緊張してしまい、有名な審査員たちの前で声を出すことができず失敗に終わりました。人生初の大舞台は失敗でしたが、この時の失敗は私の意識に残ったせいか、それ以降は人前に出ても緊張をすることが少なくなりました。それに、失敗をしないように頑張るという意識も芽生えたため、レッスンに対する姿勢も変化しました。

力と感情を込めて演技ができるようになったので、先生も時々ですが褒めてくれるようになりました。なので、失敗をした経験は私自身の糧になったように考えています。

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