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東京アニメ声優専門学校の思い出

(注意)東京アニメ声優専門学校の思い出は、知人のものです。

小さな頃からアニメが大好きで、小学生高学年の頃には自分もアニメの中の一部に入りたいという思いが生まれ将来の夢の欄にはいつも声優と書いていました。両親も最初の頃は冗談だと思っていたようで、子供の気まぐれとしかとらえていませんでしたが、高校を卒業する頃に改めて、声の仕事がしたいということを伝えると驚いていたようでしたが応援してくれました。

声優になると言っても専門学校も結構あったのでどこが良いのか悩みましたが、やっぱり東京だと思い東京アニメ声優専門学校への入学を決めました。学費も安いとは言えませんでしたが、両親はとても頑張ってくれたんだろうなと今では思います。その頃は、東京での初めての一人暮らしで右も左もわからず、学校に対してもワクワクしていた気持ちばかりではなく本当にうまくやっていけるかなという不安も持っていました。

でも、いざ入学すると今まで自分が夢見ていた世界に近づいていることが実感できて、本当に楽しく生活することができました。

講師として有名なアニメの声の役をしている人もいたりと、本当に楽しいと感じることばかりでした。勿論声に関することばかりではなく、演技の授業などもあったり披露する場もあったりと、イメージしていたよりも多くのことをしなくてはならないんだなと感じることもあり毎日めまぐるしく過ぎて行きました。

一度だけ発表会に両親を呼んだこともあり、遠いところからわざわざ新幹線に乗ってきてくれたこともあり、嬉しかったです。周りは仲間であり、ライバルでもあるんだなという意識も強くなっていき、こんなにたくさんの人の中から本当にアニメに携われて活躍することができる人は一人握りか、それ以下なんだろうなと思うと厳しい世界なんだなとつくづく感じました。

在学中には、オーディションを受けたりもしましたがなかなかうまくいかず、とても落ち込んでしまい自分には才能がないんだろうかと思い悩んだときもありました。でも、その時には先生たちが励ましてアドバイスしてくれたり、仲間と励ましあったりと人間関係に救われたし人と人の関わりの大切さも学ぶことができました。

一人暮らしなので奨学金や実家からの仕送りもありましたが、オーディションを受けたり授業や発表会に必要なものを購入したりしていると生活はかなり苦しくなってしまい、アルバイトをしながら生活を何とかやり繰りしていた時代もありました。食べるものにも困るというほどではありませんでしたが、贅沢な暮らしとは程遠かったです。でも、それでも夢を実現させるために頑張っていた時には大変だと感じることもなくとても楽しい時代だったなと思います。

結局、卒業する時にはまだその後のことは決まっていなくて事務所に所属しながら、自分のやりたいことができるところはないかとチャンスを探していました。

でも、やっぱりそう簡単に芽がでるわけではない世界で、特に生活費を稼ぎながらなのでなかなか活動することもできなくて声優としての夢は数年後には諦めることになりました。

両親がせっかく送り出してくれたのに申し訳ないなという気持ちもあって、諦めると言い出しにくいという気持ちがあった頃でしたが、両親も無理しなくて良いと言ってくれて申し訳なさとありがたさでいっぱいでした。今では、声優になりたくで専門学校に通っていたことは良い思い出になっています。

その頃の友人も、なかなか芽が出ないという人も多いですが今でも時々会って昔の思い出話をしたりすることがあり、とても楽しく生活しています。一握りの人しか夢は叶えられないのかなとは思いますが、声優になりたくて頑張っていたことは今の自分を作り上げた時代だなと思います。

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