HOME > 声優になるためのトレーニング方法 > 【声優の基礎】息を抜くとは?

【声優の基礎】息を抜くとは?

息を抜いたようなイケメン声はアニメ好きの女性にはうけますし、かっこいいですが、やはり私生活でずっとすかしたような喋り方や、極端に甘ったるい話し方をしている男性はナルシストに見えますし魅力的には見えないでしょう。

声のお仕事に関しても、イケメンアニメを想像してずっと甘い喋り方で演技をしていては、それがいかにいい声だろうと「表現者」としての幅が広いとは言えません。 ただ、そういった甘いささやくような声にも需要があり、そのキャラクターに個性を吹き込むのに最適な場合もあるので、やはり演技で仕事をする者として、様々な表情の演技ができるに越したことはありませんよね。

実体験の話をすると、私の友人にSという男性がいて、その男性は昔から周囲に「声がいい」と言われていました。

実際かっこいい声だったのですが、本人はアニメに触発されて、「息を抜いたかっこいい声」を使っていただけだったのです。 その後、周囲に面白半分に「声のお仕事をしたらいいのに」とおだてられ気を良くした彼は、高校卒業後に声優学校に入学。そこでもこってり絞られたらしいのですが、やはり何年も普段から「息を抜いたような声」で発声し、周囲に褒められたことで本人もそれが正しいと思い込んでいたので、学校に行ってもそれを根本的に変えることはできず、卒業後も満足な仕事が回って来ずすぐに事務所をやめて他の職種についてしまいました。

やはり、声だけとはいえ「演技」でお金を貰う仕事である為、コミカルな役からシリアスな役まで幅広く演じ分けないといけません。むしろ表情や身体の動きを付けられない分、通常の演技よりも個性や表情を出すのが難しいかもしれませんね。

人気のプロの声優の来歴を見てみて下さい。様々な現場で引っ張りだこの方は、ジャンルだけでなく年齢や性別まで演じ分けてしまいます。方言なども自然に使い分けていますよね。 そしてこれはキャリアの長い人に特に多いのですが、劇団出身の方が非常に多いように感じます。 やはり、生身の演技も理解してこその成熟した声の演技というのが、演技から伝わってきますよね。

逆に、ナレーションやアナウンスの仕事では無駄に息を抜いたような話し方をしたり、余分な個性を出すことは基本的にNGです。淡々と読み上げるのがベストな場合が多いですよね。 ただ、私生活で淡々と読み上げる機会、思ってみればそんなにありませんよね。なのでやはり、「淡々と読み上げる声」も、「淡々と読み上げる演技」というのも大切な要素になってきます。

ただ、全ての人が自分の声に自信があるわけではありませんし、声優を目指してる人でさえ皆同じく声に自信があるわけではないでしょう。そんな時に一番大切なのが「自分の声を知る」ということです。

自分の声に自信を持っている人でも、いざ録音した自分の声を聞いてみると「あれ?こんな声なの?」と思うことがあるでしょうし、逆に自分の声に自信がない人も、録音した声を聞くと「意外といい声かも」と思えるかもしれません。 やはり自分の頭の中で再生されている声と、外に発声されている声はどうしても別のものなので、色んな演技を想定して声を録音して、聞いてみるのが遠回りなようで一番の上達への近道かもしれませんね。

関連記事

⇒ 低い声だと声優になれない!?地声にコンプレックスが、、

⇒ さ行の余分な息漏れを直す方法

⇒ 声優の生き様Topへ

ページトップへ戻る
Copyright(C) 声優の生き様 All Rights Reserved.