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ブレスノイズで悩んでいる方へ

ブレスノイズ

歌を歌う時や声優などがアフレコを行う場合、動画撮影で実況などを行う場合には自分の声をマイクで拾うことになります。この時、リップノイズに気を使っている人は多いでしょうが、意外と息を吸ったり吐いたりしている音も目立ってしまうことをご存知でしょうか。

せっかく良い内容の音声を収録していても、息継ぎのたびにスーハー聞こえては気が散るし不快に感じてしまう人もいるでしょう。そのせいで最後まで聞いてもらなかったりしてはもったいないので、リップノイズだけではなくこのブレスノイズにも十分注意を払っておくことが大切です。

まず、ブレスノイズの原因を突き止めよう!

このようにブレスノイズが目立ってしまうのは、無意識に口呼吸をメインで使ってしまっていることが大きな原因です。特に歌う際などは大量の空気を必要とするため誰でも自然に口呼吸になってしまうのですが、口で大きく息をすればするほどどうしてもノイズが生まれやすくなってしまいます。この点に注意するだけでもかなりブレスノイズを軽減することができるので、まずは口で息をしていないか意識してみることが大切です。

もし口呼吸をしていることに気付いたら、半分ぐらいは鼻を使って呼吸するように訓練してみましょう。口ではなく鼻でうまく呼吸するためには、腹式呼吸を行う必要があります。腹式呼吸はノイズの軽減だけでなく、上達すれば多くの息が無くても台詞や歌詞を一息で言うことが可能になります。息を吸う時に胸ではなくお腹いっぱいに空気をため込むイメージで行い、決して肩を上げないように注意します。肩が上がってしまうのは胸式呼吸というごく浅い呼吸法になってしまっている証拠なので、これでは効果がありません。腹式呼吸を上達させたい場合は、床に仰向けに寝っ転がって訓練すると自然と腹式呼吸になるので効果的です。

そもそも呼吸法は、肋骨を開閉する胸式呼吸と、お腹を出したり凹ませたりすることで横隔膜を動かす腹式呼吸に分かれています。一般的に、女性であれば胸式呼吸が、男性であれば腹式呼吸をしている人が多いとされており、腹式呼吸の方が脳の活性化や精神安定、血圧の安定作用など様々な身体的なメリットも得ることができるのです。 腹式呼吸の基本は、息を吸う時は鼻で吸い、吐くときは口から吐くようにします。難しい場合は鼻で吸って鼻で吐く方法をとっても構いません。実際に腹式呼吸を行う場合は、まず体の中の空気を吐くことから先に始めます。この際、単に吐き出すだけでなく、できるだけ時間をかけてゆっくりと吐くと訓練の効果が大きくなります。空気を吐き出す際にはお腹をできるだけ引っ込ませるようにし、逆に吸う際には目いっぱい膨らませるようにします。訓練の時だけこのように動かすだけでも十分に効果はありますが、できれば普段の生活の中でもこのような動きを意識して行うことで、より腹式呼吸の習慣をマスターしやすくなります。

具体的な腹式呼吸の訓練の方法としては、まずお腹を引っ込ませて口からゆっくりと息を吐きだします。吐き出す際には口をすぼめるのではなく、大きく開いてハーと言いながらある程度吐き出し、そのまま徐々に口を小さくすぼめてフッフッフッと短く何度も吐くようにします。全て吐きだしたと感じたら、最後にフーと言いながら肺の中の空気全てを絞り出す感覚で出し切って下さい。次は息を吸い込むことになりますが、お腹をゆっくり出しながら鼻で息を吸いこみましょう。呼吸のペースはどの速さでも構いませんので、無理せずリラックスしながら行える速さにして下さい。基本的には、息を吐き出すことを吸う時間の倍かけて行うのが理想です。つまり、6秒かけて息を吐き、3秒かけて吸い込むといった具合です。このペースに慣れてきたら、できるだけ時間を伸ばしてゆっくりゆっくり行うことを心がけてください。腹式呼吸は何よりゆっくり空気を吐き出すことが大きな効果を与えてくれるので、時間に余裕のある時にのんびり行った方が良いでしょう。

基本的な腹式呼吸の訓練のやり方は上記の通りですが、時間配分や息の出し方などを工夫したより高度な訓練もあります。収録時のブレスノイズをカットしたい場合は一般的な腹式呼吸の訓練でも十分に効果を得られるので、まずは鼻で吸って口で吐くという動きそのものをマスターできるように訓練していきましょう。こうすることで口から不用意に息が漏れるのを防ぐことができ、マイクがブレスノイズを拾ってしまうのを防ぐことができるのです。ブレスノイズやリップノイズを防ぐ収録グッズなども市販されているので、より完璧な音声を求める場合はこのような道具を活用してみるのも良いでしょう。安い物であれば1,000円程度で購入することができるので便利ですが、基本的には自分のテクニックで余計なノイズをカットできるのが理想だと言えます。より質の高い音を出せるように、日ごろから積極的に訓練しておくことが大切です。

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