HOME > 声優になるためのトレーニング方法 > 海外ドラマや洋画の吹き替えで求められる役作りとは?

海外ドラマや洋画の吹き替えで求められる役作りとは?

世界に誇るサブカルチャーとして日本のアニメは認められるようになり、その業界で働きたいと考える人々も大勢います。とくにアイドルとして歌手活動やラジオなどでも活躍する声優志望の若者は、年々増加して専門学校も増えてきています。 しかし声優がするべき仕事はアニメだけでなく、テレビ草創期から続いている海外ドラマや洋画の吹き替えもわすれてはいけません。

では、アニメの仕事と海外ドラマや洋画の吹き替えの仕事では、どのような違いがあるのでしょう。 それを知るためには、海外ドラマや洋画の吹き替えで求められる役作りについて詳しく見ていく必要があります。

アニメとは違う、吹き替えで求められる役作り

声優の仕事は、台本を読めばよいというのではなく絵に合わせなくてはいけません。しかしアニメの場合、とくに毎週放送している作品の場合には、収録の段階で絵が出来ていないこともあり、セリフを言うタイミングに合わせて画面に印が出るだけということもあります。 一方で、海外ドラマや洋画は、作品自体が数か月、いや何年も前に完成しているわけで、作品に出ている役者の表情やセリフを確認しながら吹き替えていくことが出来ます。

例外的に声優の個性を前面に出して元の作品とは全く違う演出をすることもありますが、基本的には、オリジナルの役者がどのように演じたのかをしっかりと見て、役作りをしていかなければいけません。つまり、アニメのように台本やキャラクター設定を見て想像するのとは違い、周囲の人間を観察する習慣や、過去に似たような役を演じた経験を生かしていくことで、よりリアリティを出していくわけです。

また、口が動いていない時にセリフを言うわけにはいきませんから、正確にセリフを合わせられる技術も必要です。 これらのノウハウは、舞台役者の持っている技術・演技力と極めて近いので、海外ドラマや洋画の吹き替えではアニメにはあまり出ない劇団出身の役者が請け負うことが多いのです。

海外ドラマや洋画の吹き替えの練習方法

では、どのような練習方法をしていくのかというと、仕事が決まれば台本と一緒に映像が収められたメディアが配布されます。吹き替えをする声優は、家などでその映像を見ながら出演している役者の動きやセリフに合わせて、台本を読んでいくのです。

そして、練習をするときに気を付けるのは、元の役者の魅力をいかに引き出すかということです、海外ドラマや洋画の場合、同じ役者が別の作品に出演しているとき、同じ声優が使われるということがよくあります。いわゆる「持ち役」というやつです。もし、この役者はこの声優でなければいけない、とまで評価されるようになれば、それからの仕事に確実につながるのでいい加減な仕事をするべきではありません。映像と声を一致させるためにも、繰り返し視聴して、特徴をつかんでいくことは大切です。

しかし収録では、各自が役作りをしてきたものを、そのまま演ずるというわけにはいきません。

なぜならば、他の役者と呼吸を合わせなければいけませんし、総合的に作品の演出をしていく音響監督の指示にも従わなければいけないからです。 そうした調整をしていき、声優は日本版の海外ドラマや洋画をつくりあげていくことになります。

⇒ 声優の生き様Topへ

ページトップへ戻る
Copyright(C) 声優の生き様 All Rights Reserved.