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脇腹&背中を意識した正しい腹式呼吸

脇腹と背中を意識した腹式呼吸を行うことで、よく通るいい声を出せるようになります。

自己流で声を出している人の中には、肩や胸、首などに力が入り発声に必要な筋肉が硬くなってしまっている人も多いです。 発声に必要な筋肉が硬くなってしまうと、伸びやかな声が出せなくなります。お腹周りの筋肉を使って呼吸をせずに声帯周辺の筋肉に余分な力が入っていると、上手く歌えないです。 自分では腹式呼吸が上手くできていると感じていても、実はまったく腹式呼吸になっていないこともあります。

呼吸には腹式の呼吸と胸式の呼吸があり、腹式はリラックスしているときに行う深い呼吸です。一方、胸式は浅くてはやい呼吸です。 腹式の呼吸には様々なメリットがあります。歌を歌う場合は、腹式の呼吸で歌った方が体の緊張を解くことができ歌をコントロールしやすいです。 発声練習をする場合は、声帯につながる筋肉が緊張しないように気をつけます。声帯にかかわっている筋肉が緊張すると、声帯を引っ張ることになるため上手に発声できないです。 横隔膜が収縮して肺を守っている筋肉が動いて声が出ますが、横隔膜の収縮を腹式呼吸によってサポートすると無駄な力を使うことなく多くの空気を肺に送ることができます。無理なく肺に酸素を送ることができれば、発声が安定します。 喉だけを使って歌うと喉に負担をかけてしまいますが、お腹から声を出すようにすると喉の負担が軽くなります。

ボイストレーニングでは腹式の呼吸が基本ですが、この呼吸方法が身につくと腹筋や胸筋、横隔膜周辺の筋肉も鍛えられるため、体の代謝が上がります。背筋が伸びると姿勢が自然に良くなり背筋が引き締まってきます。 日本人はストレスに弱い人が多いですが、腹式の呼吸を行うことでストレスにより失ってしまった自律神経のバランスを回復させることが可能です。血液の循環を良くして脳をリラックスさせるため健康効果も期待できます。 歌が上手くなって健康にも良いので、一石二鳥です。

丹田を意識した呼吸法は有名ですが、脇腹や背中を意識した呼吸法も行います。この方法は脇腹や背中に息を入れるようなイメージで行います。 床に正座をしたまま頭が床につく上体まで体を倒していきます。腰に手を当てて息を吐き切ります。あとは自然に息を吸います。一連の動作をしているときに、背中や脇腹がしっかりと動いているかを確かめます。 脇腹の場合は手で触ると膨らんでいるのがわかりますが、背中の場合は膨らんだ感覚がわかりにくいです。何度も練習していると、少しずつ膨らむ感覚がわかるようになります。感覚がつかめるようになってきたら、次は立って同じようにやってみます。何度も練習しているうちに、無意識の状態でも脇腹や腰まわりを使えるようになります。 鼻から大きく息を吸い込みお腹全体を膨らませて、息を吐くときには全体をしぼませないように息を吐くトレーニング方法もあります。 下腹部やおへその辺りも膨らませて、しぼませないように息を吐きます。このトレーニング方法で発声練習を行ってみます。 猫背にならないように気をつけながら発声練習を続けると、安定した強い息を吐けるようになります。

横隔膜を引き下げるパワーと腹圧の拮抗状態が生まれることで、息の調整が自由にできるようになるというメリットがあります。 発声をコントロールするには、横隔膜が戻ろうとするのを調整する必要がありますが、その時にボイストレーニングで鍛えた筋肉が役に立ちます。 発声練習は日々の積み重ねが大事なので、無理にならない程度に毎日少しだけでも練習時間を取ってトレーニングを続けることが大事です。

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