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鼻濁音のコツをつかむ練習方法とは?

濁点の付いた言葉を発するときに、実は2種類の発音があります。

濁点の規則

「ひとつは「が」「ぎ」というように濁音だけを発音する場合、そしてもうひとつが鼻にかかるような感じで「んが」「んぎ」と発音する場合です。この鼻にかかった発音を鼻濁音と言います。

二つの違いをはっきりと知るためには、鼻をつまんで発音をできるのかという点で区別ができます。前者は鼻をつまんでも問題なく発音できますが、後者は鼻に音を通すのでつまんでしまうと、発音が出来ないのです。

普通の濁音と鼻濁音の使い分け方

では、どのようにして、普通の濁音と鼻濁音とを使い分けるのかというと、文の頭や外来語の場合には濁音がつかわれ、それ以外の場合、例えば「~が」というように助詞で濁音を使う時には鼻濁音が用いられます。

ただし、地域によっては濁音を前者だけで発音しているところもあるし、世代が若くなると使い分けをしなくなってきているので、消えつつある日本語といえます。地域でいうならば、特に関西地方は濁音は普通の濁音だけしかしないので、いざ使い分けをしようとしても難しいのです。最近の調査では、濁音の発声を使い分けているのは日本人の5人に1人だけという結果が出ています。

本来ならばアナウンサーや役者など、正しい発音を視聴者に伝えなければいけない仕事についている人たちは、正しく濁音の使い分けができていなければいけないのですが、最近ではその点を教育しないためか、使わけが出来ない人が増えてきています。

消えつつある文化ではありますが、あえてそこにこだわる意味はあるのかというと、それは言葉をきれいに発音することが出来るという点が、非常に大きいです。

鼻にかかるような音というのは、鼻の穴に反響させるということを意味しており、その結果破裂音と呼ばれ耳障りになりがちな濁音を、聞き取りやすいクリアな音に仕上げてくれるのです。その結果、声の音域は格段に広がります。 もし、これまでに会話で他の人に聞き取りにくい声だと指摘されたことがあるならば、この使い分けをしておらず、普通の濁音で話している可能性があります。 それに、会話ではなく歌のように言葉の響きを重要視する発声では、反響させることで、繊細で感情表現を豊かに仕上げることが出来ます。これからも残しておきたい文化であることは確実です。

鼻濁音の残し方のコツ

では、どのようにして鼻濁音を残していくのかというと、それは「どうすれば綺麗に発音できるのかを皆が理解できるようにする」のが大切です。鼻にかかるといっても、ただ鼻に息を抜けるようにするだけでは、綺麗な音にはなりません。 上手に鼻で音を反響させるためには練習していくことです。

具体的にどのような練習法をしていくのかというと、鼻濁音の特徴である濁音の前につく「ん」を伸ばして発音していきます。十分に「ん」の音を出したならば次に濁音をつなげるのです。 つまり「ん~が~」のおとをはっきりと聞こえるようにしていくと、原理としては鼻濁音の発声に近くなります。

とはいえ、「ん」を入れなければいけないと力を入れ過ぎてしまうと、逆にそこだけが強調されてしまい、綺麗な発音から外れてしまうの注意しなければいけません。 これを何度も繰り返して、綺麗な音になってきたと思ったら、徐々に言葉を伸ばす間隔を短くしていきます。

最終的に綺麗な「んが」を発音できるようになったら習得できたということになります。 もし意識をし過ぎて、くぐもっただけの音になっている場合には、 この練習方法を「んぎ」「んぐ」一音ずつやっておき、特に意識をしないでも発音できるようにしていきます。

一人で練習をしていると、実際に発音が出来るようになったのか不安になることもあるでしょう。 そのようなときには、ICレコーダーや携帯デバイスの録音機能で、自分の声を録って後で聞いてみましょう。

よく論音をした声が自分の声とは違うといわれますが、それは普段話しているときは声が頭蓋骨で反響するのでより明瞭に聞こえるからです。 録音をすることで、自分ではもう発音できていると思っていたけれどまだ未熟だった、ということがわかるかもしれません。

練習を重ねていき、一文字ずつの発音が出来るようになったならば、今度は会話の中でそれが実践できるように練習していくことです。そのためにも、複数の濁点が入った文章で、発音の使い分けができるのか確認していきましょう。 もし、使い分けで悩んだときには、アナウンサーなどが発音アクセントの手本としている辞書がありますから、書店やネット通販で購入して調べてみるとわかりやすいです。

なお、これらの練習法を用いて濁音の使い分けをマスターしていくと、英語の発音にも良い影響が出てきます。 というのも、ネイティブの英語では、やはり濁音を発音するところで、鼻にかけるような発音をするからです。これは、英語の文法では発音を特に分類しているわけでは呼ぶものはないので、あくまでもそういう発音をするように意識をするということです。

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